成果につながるランディングページの作り方|構成テンプレートと制作前に決める5つのこと
ランディングページ(LP)は「1枚で完結する縦長のページ」というだけの意味ではありません。訪問者に1つの行動だけを取ってもらうために設計されたページのことです。
この記事では、成果につながるLPの構成テンプレートと、制作前に決めておくべきことを整理します。
先に結論:LPで成果が出ない原因のほとんどは「作る前」にある
LPの成果は、デザインの美しさよりも次の3つで決まります。
- 誰に向けたページかが1人に絞れているか
- 取ってほしい行動が1つに絞れているか
- 訪問者がどこから来るかが決まっているか
この3つが曖昧なまま制作に入ると、「誰にでも当てはまるが、誰の心にも刺さらないページ」ができあがります。作り直しになる案件の多くは、ここが原因です。
制作前に決める5つのこと
1. ターゲットを1人に絞る
「30〜50代の女性」ではなく、「子どもが小学校に上がったタイミングで働き方を変えたいと考えている、パート勤務の母親」くらいまで絞ります。絞ると対象が減るように感じますが、実際は具体的なほど「これは自分のことだ」と思う人が増えます。
2. ゴールを1つに決める
問い合わせ、資料請求、無料相談の予約、購入、電話——このうち1つだけを選びます。「問い合わせもしてほしいし、資料も請求してほしいし、SNSもフォローしてほしい」というLPは、結局どれも選ばれません。
3. 流入元を決める
広告から来るのか、検索から来るのか、SNSから来るのか、名刺やチラシのQRコードから来るのか。流入元によって訪問者がすでに知っていることが変わるため、書き出しがまったく変わります。
- 広告経由:まだ何も知らない前提で、課題の提示から始める
- 検索経由:課題は自覚済み。解決策の比較検討に答える
- 紹介・名刺経由:信頼はある。具体的な内容と申し込み方法を前に出す
4. 「断られる理由」を洗い出す
成約に至らない理由を、思いつく限り書き出します。価格が高い、効果が分からない、今じゃない、手続きが面倒、他社と比べたい——これらへの答えがLPの中身になります。
5. 使える素材を確認する
写真、お客様の声、実績データ、資格・許認可。手元にある素材によって表現できることが変わります。ないものを作文で埋めるのは絶対に避けてください。事実でない実績や体験談は、法的なリスクがあるだけでなく、信頼を損ないます。
成果につながるLPの構成テンプレート
順番には理由があります。訪問者の心の動きに沿って並べます。
1. ファーストビュー(画面を開いて最初に見える範囲)
ここで離脱するかどうかが決まります。載せるのは3つだけです。
- 誰の、どんな課題を解決するのか(キャッチコピー)
- それを裏付ける一言(実績・特徴・保証など)
- 行動ボタン
抽象的なキャッチコピー(「あなたらしい未来へ」など)は、ここでは機能しません。
2. 共感パート
訪問者が抱えている悩みを、訪問者自身の言葉で並べます。「こんなことで困っていませんか?」の箇条書きです。ここで「まさに自分だ」と思ってもらえるかが分かれ目です。
3. 解決策の提示
自社のサービスが、その悩みをどう解決するのかを説明します。機能ではなく、その人の状態がどう変わるかで書きます。
4. 選ばれる理由・差別化
「なぜ他ではなくここなのか」に答えます。3つ程度に絞ると伝わりやすくなります。
5. 実績・お客様の声
実在する事例のみを、許諾を取った上で掲載します。数値を出せる場合は出しますが、実測値以外を書いてはいけません。
6. サービス内容・料金
料金を隠すとその場で離脱されます。総額が出せない場合でも「◯円〜」「無料相談後にお見積り」など、判断材料になる情報を必ず出してください。
7. 利用の流れ
申し込みから完了までを図やステップで示します。「手続きが面倒そう」という離脱理由に対する答えです。
8. よくある質問
先ほど洗い出した「断られる理由」への回答をここに置きます。FAQは離脱を防ぐだけでなく、検索エンジンやAI検索に内容を正確に伝える役割も果たします。
9. 最後の行動喚起
ページの最後にもう一度、行動ボタンを置きます。ボタンの文言は「送信」ではなく「無料で相談する」「資料を受け取る」のように、訪問者が得るものを書きます。
作った後にやること
LPは公開してからが本番です。最低限、以下は仕込んでおきます。
- アクセス解析の設定(どこまで読まれて、どこで離脱しているか)
- コンバージョンの計測(何件の行動が起きたか)
- ファーストビューの差し替えテスト(最も成果が変わりやすい箇所)
数字を見ずに「なんとなく反応が悪い」と判断するのが最ももったいないパターンです。
よくある失敗
- 情報を詰め込みすぎる:伝えたいことを全部載せると、何も伝わりません
- スマートフォンで確認していない:LPの閲覧は大半がスマートフォンです。PCで作ってPCだけで確認するのは危険です
- 読み込みが遅い:画像が重いと、読まれる前に離脱されます
- 問い合わせフォームの項目が多すぎる:入力項目は必要最小限に絞ってください
よくある質問
Q. ランディングページと通常のホームページ、どちらを作るべきですか?
A. 目的が1つに絞れているならLP、会社やサービスの全体像を伝えたいならホームページです。広告を出す予定があるならLPが向いています。両方必要な場合は、ホームページを作った上で、広告用にLPを別途用意するのが一般的です。
Q. LPの制作費はどれくらいかかりますか?
A. 構成の設計から原稿作成、デザイン、実装までを含めるかどうかで変わります。enenでは1ページ構成のプランを初期費用10万円〜(税別)でご用意していますが、オリジナルデザインや原稿作成の範囲によって変動します。詳しくは料金表をご覧ください。
Q. 原稿は自分で用意する必要がありますか?
A. 全文を書いていただく必要はありません。ヒアリングの中で「お客様からよく聞かれること」「断られる理由」「実際に使っている言葉」を伺い、こちらで構成と文章に落とし込むことも可能です。ただし、事実関係(実績・数値・資格など)は必ずご確認いただきます。
Q. 公開後に修正はできますか?
A. できます。むしろLPは公開後の改善が前提です。アクセス解析の数字を見ながら、ファーストビューのキャッチコピーやボタンの文言を差し替えていくのが基本的な進め方です。
まとめ
効果的なLPを作るために、制作前に決めるべきことをもう一度整理します。
- ターゲットを1人に絞る
- ゴールを1つに決める
- 流入元を決める
- 断られる理由を洗い出す
- 使える素材を確認する
enenでは、この整理から一緒に進めるかたちでランディングページ制作を行っています。「作りたいものはあるが、まだ言語化できていない」段階でも構いません。お問い合わせからご相談ください。
関連ページ:ホームページ制作について/制作実績/料金表