ホームページ運用が面倒…を解決する方法|更新を仕組み化する4つの選択肢
「ホームページを作ったはいいが、更新が面倒でまったく手をつけていない」。制作から1〜2年が経った事業者の方から、最もよく聞く言葉です。
更新が止まる原因は、やる気の問題ではありません。更新の仕組みが、その事業者の生活リズムに合っていないだけです。この記事では、ホームページ運用を楽にするための4つの選択肢を、それぞれの向き不向きとあわせて整理します。
先に結論:更新が止まるのは「何を書けばいいか分からない」から
更新が止まる理由を分解すると、だいたい次の3つに集約されます。
- 操作方法が分からない(あるいは忘れた)
- 何を書けばいいか分からない
- まとまった時間が取れない
このうち最大の壁は2番目です。操作方法は再度習えば解決しますし、時間は仕組みで削れます。しかし「ネタがない」状態は、放っておいても解決しません。
選択肢1:更新のネタを「仕組み」で確保する
ネタを頭から捻り出そうとするから止まります。すでに存在している情報を転記するだけの状態を作ってください。
ネタ源になるもの
- お客様から受けた質問:1件=1記事になります。電話やメールで説明したことを、そのまま書けば済みます
- 現場の写真:施工前後、商品の入荷、イベントの様子。写真1枚+3行のコメントで十分です
- お知らせ:営業時間の変更、休業日、新しいサービス
- すでに使っている資料:チラシ、パンフレット、見積書に添える説明
おすすめは、スマートフォンのメモアプリに「HP用」というメモを1つ作り、お客様に何か聞かれたらその場で1行だけ書き留める方法です。月末にそのメモを見れば、書くことが4〜5個は貯まっています。
更新の頻度は「月1回」で十分
毎日更新する必要はありません。止まらないことのほうが、頻度より重要です。月1回、30分だけカレンダーに予定として入れてしまうのが最も続きます。
選択肢2:更新しなくてよい構造にする
そもそも、すべてのページを更新し続ける必要はありません。ホームページの情報は2種類に分けられます。
- 変わらない情報:サービス内容、料金、会社概要、よくある質問、制作実績
- 変わる情報:お知らせ、ブログ、キャンペーン
「変わらない情報」をしっかり作り込んでおけば、更新が止まっても情報としての価値は落ちません。逆に、トップページに「新着情報」の枠だけを大きく置いて、そこが半年間空のままだと、閲覧者に「営業しているのか分からない」という印象を与えます。
更新が続かないことが分かっているなら、最初から新着情報の枠を小さくする、あるいは置かないという設計が合理的です。
特にFAQは「作り込む価値」が高い
よくある質問のページは、一度しっかり作れば長く使えます。しかも、ChatGPTやGeminiなどのAI検索が回答を作るときに引用されやすい形式でもあります。更新の手間をかけずに効果を出したいなら、まずここに時間を使ってください。
選択肢3:更新を外注する
時間が取れないなら、外注は正しい判断です。ポイントは依頼のハードルを下げることにあります。
「メールで原稿を整えて送らないと依頼できない」状態だと、結局やらなくなります。次のような依頼方法が可能かを制作会社に確認してください。
- チャットで写真と一言を送るだけで更新してもらえるか
- 電話で口頭伝達した内容を反映してもらえるか
- 月に何回まで、月額に含まれるか
参考として、enenの運用サポートは月額1万円〜(税別)で、メール・チャットサポート、ビデオ通話サポート、バナー画像の作成、レイアウトの変更、表示画像の調整、管理画面の操作方法の質疑応答などに対応しています。
選択肢4:技術的な負担を減らしておく
「更新」には、記事を書く以外にシステムの保守も含まれます。WordPressで作られたサイトの場合、次の作業が定期的に発生します。
- WordPress本体・テーマ・プラグインのアップデート
- バックアップの取得
- 不正アクセス対策
- SSL証明書やドメインの更新
これらを放置すると、ある日突然サイトが表示されなくなる、改ざんされるといった事態につながります。記事を書く時間はなくても、この部分だけは止めないでください。自社でやらないなら、保守契約に含めるのが確実です。
放置されがちな技術的ポイント
実際に点検すると、次のような問題が見つかることがあります。
- XMLサイトマップが生成されておらず、新しいページがGoogleに伝わっていない
- プラグインが原因でページのキャッシュが効かず、表示が極端に遅い
- 画像が最適化されておらず、スマートフォンでの読み込みに時間がかかる
- セキュリティ関連のレスポンスヘッダーが未設定
いずれも閲覧者からは見えませんが、検索順位と表示速度に影響します。更新が止まっているサイトほど、まずこの点検をおすすめします。
自分に合う方法の選び方
- 書くこと自体は苦じゃない/ネタがない → 選択肢1(ネタの仕組み化)
- そもそも更新する気がない → 選択肢2(更新不要な構造にする)+選択肢4(保守だけ確保)
- 時間がない/続かない自覚がある → 選択肢3(外注)
- 何年も放置している → 選択肢4(技術点検)から着手
よくある質問
Q. ホームページは更新しないとダメですか?
A. 毎日更新する必要はありません。ただし、まったく更新のないサイトは検索順位が徐々に下がる傾向があります。周りのサイトが改善を続けているため、止まっていること自体が相対的なマイナスになるためです。記事の更新が難しい場合でも、サービス内容や料金、よくある質問といった「変わらない情報」を充実させておくことで、価値を保つことができます。
Q. 更新を外注すると月にいくらくらいかかりますか?
A. 対応範囲によって変わります。enenの運用サポートは月額1万円〜(税別)で、メール・チャットでの依頼、細かい修正、バナー作成、操作方法の質疑応答などに対応しています。記事作成まで含める場合は、SEO対策プランでの対応となります。詳しくは料金表をご覧ください。
Q. 何年も更新していないサイトですが、今から再開できますか?
A. できます。ただし、いきなり記事を書き始めるのではなく、まず現状の点検をおすすめします。長期間放置されたサイトは、プラグインの不整合や表示速度の低下、サイトマップの不具合などが起きていることが多いためです。土台を直してから更新を再開したほうが、同じ労力で成果が出ます。
Q. 自分で更新できるようにしたいのですが、操作を覚えられる自信がありません。
A. 更新する内容を絞れば、覚える操作も絞れます。たとえば「お知らせの投稿だけ」であれば、覚えることは5分程度の操作です。すべてを自分でできるようにする必要はありません。よく使う操作だけを手順書にまとめてお渡しする、といった対応も可能です。
まとめ
ホームページ運用を楽にする方法は4つです。
- 更新のネタを仕組みで確保する(お客様の質問をメモする)
- 更新しなくてよい構造にする(変わらない情報を作り込む)
- 更新を外注する(依頼のハードルが低い相手を選ぶ)
- 技術的な保守だけは止めない
enenでは、現在のサイトの状態を点検した上で「どこから手をつけるべきか」を整理するところからご相談を受けています。何年も放置している状態でも構いませんので、お問い合わせください。
関連ページ:ホームページ制作について/SEO・MEO対策について/料金表